さあ、水戸の夏がはじまる。

イベント

水戸っぽの心揺さぶる祭典。
63回目を迎える夏の風物詩が、
軽快な祭囃子に乗って まちなかに帰って来る。

数年に渡ったコロナ禍の影響により、第60回・61回のリモートでの開催、第62回は季節を秋にずらし会場を限定しての縮小開催となった「水戸黄門まつり」。

このまちで生まれ育った人たちには馴染みの深い真夏の祭典が、63回目を迎える今年はまちなかへと舞台を戻し4年ぶりに通常開催される。

7月29日の「水戸偕楽園花火大会」を皮切りに、8月5日・6日の本祭では、水戸黄門カーニバルや山車巡業、水戸黄門提灯行列、水戸ふるさとみこし渡御など、 老若男女の熱量が集い、笑顔と歓喜が水戸のまちに溢れる。


まちの鼓動が高鳴る 真夏の3日間

昭和36年に復興祭としてスタートし、今年で63回目の開催となる「水戸黄門まつり」。時代の流れに合わせ、少しずつ様相が変わってゆくが、水戸のまちで暮らす人たちにとって欠かすことのできない夏の風物詩となっている。

 遠方の方にも足を運んでもらえるようにと、第59回より8月の第一金曜日から7月の土曜日へと開催日が変更された「水戸偕楽園花火大会」。夜空に舞い上がる花火に頬を緩ませ、水戸の夏まつりの始まりを感じる人も多いのではないだろうか。7月29日(土)には「野村花火工業株式会社」が手がける「ノムラブルー」と称賛される唯一無二の青色の光や、音楽と花火の融合「ミュージックスターマイン」など、日本を代表する花火師による芸術性の高い花火が水戸の夜空を鮮やかに彩る。

 今年まちなかに舞台を戻し、8月5日(土)・6日(日)の2日間に渡り開催される「本祭」では、地域の人たちが自分たちの手で盛り上げる催しが多数開催される。地域の企業や団体が趣向を凝らしたパフォーマンスを繰り広げる「水戸黄門カーニバル」は、衣装や振り付けなど参加団体ごとの個性が光る演出にもご注目。

昼の熱気をそのままに、まちに明かりが灯る時間になると「水戸黄門提灯行列」が静かにスタートする。水戸の伝統工芸品である「水府提灯」を用いて、水戸藩第9代藩主・徳川斉昭公の思想「一張一弛(いっちょういっし)」にあやかり、「伝統と革新」をテーマに二部構成で行進する。

真夏の祭典も佳境に入ると、日本最大級の大きさを誇る「水戸ふるさとみこし」が登場。水戸市市制施行130周年を記念して製作された約4メートルの神輿が、南町から泉町を4年ぶりに渡御する。

 そしてクライマックスに近づくと、2日間まちを巡行していた山車が一堂に会し「山車叩き合い」が披露される。通りを埋め尽くす観衆の熱気と磨き抜かれた圧巻のパフォーマンスは必見。

まちなかへと舞台を戻した「水戸黄門まつり」の熱狂を、ぜひ体感してほしい。

写真提供:(一社)水戸観光コンベンション協会


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