梅の都で歴史探訪 弘道館・水戸城跡 2

弘道館
街のヒト・コト

写真:近世日本の教育遺産群-学ぶ心・礼節の本源-」の構成文化財として日本遺産に認定された弘道館

梅香が芳しい季節在りし日の情景を浮かべ水戸の歴史を訪ねる

KODOKAN and MITO CASTLE RUINS

水戸の街が冷たい空気に覆われた1月初旬。晴れ渡る空の下、少し先の季節に思いを巡らせ「弘道館」「水戸城跡」へと赴く。

水戸藩の藩校として第9代藩主徳川斉昭により天保12年(1841)8月に創設された「弘道館」は、幕藩体制が翳りゆくこの時代、文武に長けた有能な藩士を育成するべく、医学・蘭学・天文学・歌学など幅広い学問を取り入れた、いわば総合大学。江戸時代後期に各地で設立された藩校の中でも最大の規模を誇り、弘道館で学ばれた水戸の学問は明治維新の原動力となったと言われる。現在も一部分が保存され、「旧弘道館」として国の特別史跡になっており、正門・正庁・至善堂は国の重要文化財に指定されている。

弘道館公園

前日に降り積もった雪が残る梅林を歩き、注意深く枝を眺めていると薄紅色を付けた小さな蕾が目に入った。約60品種800本の梅樹が植えられた敷地跡「弘道館公園」は、日本三名園として知られる偕楽園と共に梅の名所として、観梅の季節には多くの観光客が足を運ぶ。2月11日から始まる「第126回水戸の梅まつり」開催期間に合わせて夜間のライトアップが行われ、普段とは違った幻想的な空間で来場者をもてなしてくれる。

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