梅の都で歴史探訪 弘道館・水戸城跡 1

水戸城大手門
街のヒト・コト

写真:高さ約13メートル・幅約17メートル、天保期の姿で復元された水戸城跡のシンボルと言える大手門

薄紅色に染まる街早春の香りに誘われて現在と過去を旅する

KODOKAN and MITO CASTLE RUINS

梅の蕾がほころび、わたしたちの街に一足早い春の便りが届いた。

2月11日からスタートする水戸の春の風物詩「第126回水戸の梅まつり」の舞台としてお馴染み、日本三名園の一つ「偕楽園」と並び、梅の名所として知られる日本最大規模の藩校「弘道館」も、数多くの品種が植えられており、色とりどりの梅が咲きみだれ、早春の淡い香りに包まれる。

弘道館の梅

徳川斉昭公により、藩校として開設されてから180年以上の時が流れる弘道館の周辺「水戸城跡」には、現存する歴史的建造物をはじめ「水戸城大手門」や「二の丸角櫓(すみやぐら)」など、復元整備が完了し当時の景観が楽しめる建造物が多数建ち並ぶ。

このエリアを巡る事で自分たちの街の歴史と文化に触れ、過去から学び未来へと思いを馳せるひとときを存分に味わえる、これからの季節に足を運びたい注目のスポットだ。

穏やかな陽気の下で開花する桜とは異なり、寒さの厳しい季節に自ら春を切り開き、誰しもが待ちわびた季節の訪れをいち早く知らせてくれる梅。

今春の街歩きは感染症対策に留意し、紅白に色づいた可憐で逞しい梅花を眺めながら、在りし日の水戸城の姿を静かに思い描いてみたい。

izm

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