梅の都で歴史探訪 弘道館・水戸城跡 3
街のヒト・コト
写真:高さ約13メートル・幅約17メートル、天保期の姿で復元された水戸城跡のシンボルと言える大手門
KODOKAN and MITO CASTLE RUINS
弘道館公園を後にして「大手橋」を渡ると、目の前に聳え立つ「水戸城大手門」。佐竹氏が水戸城主だった慶長6年(1601)頃に建てられたと考えられ、水戸城内で最も格式が高い門であり、明治期に解体されるまで城の正門としての威容を放ってきた。
景観整備の一環として令和2年2月に復元された大手門は、江戸時代初期の様式が残る古風な外観で、土塁に取り付く城門としては国内屈指の規模を誇る。水戸市指定史跡に認定され、現在は街の新たなフォトスポットとしても注目を集めている。