Bプログラム『あんのこと』

イベント

「少女の壮絶な人生を綴った新聞記事」を基に描く、衝撃の人間ドラマ。
尊厳を持って描き出す、現実と地続きの映画

10月5日(土)12:15〜
1,500円


2024年/日本/114分/PG12/ビスタ/カラー
監督・脚本:入江悠
出演:河合優実 佐藤二朗 稲垣吾郎
公式サイト:https://annokoto.jp/

 21歳の主人公・杏は、幼い頃から母親に暴力を振るわれ、十代半ばから売春を強いられて、過酷な人生を送ってきた。ある日、覚醒剤使用容疑で取り調べを受けた彼女は、多々羅という刑事と出会い、徐々に心を開き、薬物を断ち切り、前へと進んでいくのだが─。

 2009年、自主制作による『SR サイタマノラッパー』から『AI崩壊』(2020)などで精力的に活動してきた入江監督が、2020年の日本で現実に起きた事件をモチーフに映像化した本作。2019年のデビュー以来、数多の映画賞に輝き、TVドラマ出演も話題の最注目俳優・河合優実が、主人公・杏の人生を生きていく。また、杏に更正の道を開こうとするベテラン刑事に佐藤二朗。2人を取材するジャーナリストに稲垣吾郎と、実力派が脇を固める。  
 単なる社会派ドラマの枠を超えて、生きようとする彼女の意志、その目がたしかに見た美しい瞬間も描き出す。そして静かに、観客に訴えかける。杏はたしかに、あなたの傍にいたのだと。

【ゲスト】
入江 悠[映画監督]

2009年、自主制作による『SR サイタマノラッパー』が大きな話題を呼び、ゆうばり国際ファンタスティック映画オフシアター・コンペティション部門グランプリ、第50回映画監督協会新人賞など多数受賞。2010年に同シリーズ『SR サイタマノラッパー2 女子ラッパー☆傷だらけのライム』、2012年に『SRサイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者』を制作。2011年に『劇場版 神聖かまってちゃん ロックンロールは鳴り止まないっ』で高崎映画祭新進監督賞。『AI崩壊』(20)で日本映画批評家大賞脚本賞。 その他の作品に『日々ロック』(14)、『ジョーカー・ゲーム』(15)、『太陽』(16)、『22年目の告白-私が殺人犯です-』(17)、『ビジランテ』(17)、『ギャングース』(18)、『シュシュシュの娘』(21)、『映画ネメシス 黄金螺旋の謎』(23)など。最新作に『室町無頼』(2025年1月17日(金)公開予定)がある。


水戸映画祭 公式サイト (mitotanpen.jp)

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