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ほおばる 2007.03.19
具もたっぷり入った「モツの煮込み」。
汁まで飲み干してしてしまえるくらい完璧な味付け。
お持ち帰りの可能なのがまた嬉しいサービスである。

お腹を空かせてどこかのお店に入った時、美味しい匂いと共に、「いらっしゃいませ!」という温かい笑顔に出迎えられた瞬間、ホッとしないだろうか?

泉町西口にもそんなホッとできる場所がある。「松恵」のドアを開ければ優しい笑顔で出迎えられ、まるで我が家に帰ってきたかのような気持ちになってしまう。

「松恵」はご主人と奥様が二人で営んでいる。その奥様イチオシ、自信ありのメニューが『モツの煮込み』である。手間ひまかけて丁寧にじっくりと作られたモツ煮は、お客様にも大好評で一番人気のメニューである。「どんぶりを持ってこのモツ煮だけ買いに来るお客様も多いのよ」と奥様が話してくれた。「作り方にどんな工夫をされているのですか?」と尋ねると、「味付けは企業秘密だけど、これを作るのに6時間かかるの。モツの臭みを消す為に、洗って煮て洗って煮ての繰り返し。それから味をつけて『この味だ!』っていうところで一晩つけ込むの。」

実際食べてみても何の臭みもクセもなく、とにかくモツが柔らかい。何よりスープがほどよい味付けに仕上がっていて、他の煮込まれた野菜ともマッチしている。

「うーん。おいしい!」という言葉が自然に出てくる。モツの臭みが苦手という人も多いかもしれないが、そんな人達でも松恵のモツ煮込みなら何も気にすることなく美味しく食べられるだろう。

味付けは10種類以上の調味料を使うそうだが、その使用している調味料は残念ながら教えて頂く事は出来なかった。「この味は私にしか出せない」と断言する奥様の言葉に納得した。


こちらはランチに付くお刺身だが、実に新鮮で活きがよい。 奥のカウンターではご主人がお寿司を握ってくれる。
松恵のご主人と奥様。二人で食べ歩きをする仲の良さ。 午後になると、ホッと一息つきに来店するお客様も多い。
「日替わりランチ(コーヒー付き)」¥850。こんなについてこの値段!しっかりバランスも考えられていて、肉・魚・野菜全てをこのランチで摂ることが出来る。

そのモツ煮が付いてくるランチメニューがまた大人気で、お刺身や揚げ物、煮物、お味噌汁などがついたボリュームで、何と¥850!「こんなにお安くて良いんですか?」と思わず聞いてしまうほど、満足すぎるメニューである。他にも中華メニューやハンバーグなど、毎日行っても飽きのこないメニューが取り揃っている。

また毎月13日は「ワンコインデー」として¥500で、野菜ラーメン、メンチ付きカレーライス、天そばといなりのセットの中から選べることが出来るのだ。「これは日頃来ていただいているお客様への感謝を込めて行なっているような感じです。」

毎日食べるお昼ご飯がちょっとしたお店の工夫で何倍もの楽しみになる。まさにお客様の立場に立って考えられた嬉しいメニューである。毎月13日は松恵に行こう!


「作っている時はとても楽しい。」こう語るのは松恵の奥様。昔から料理が好きで、以前はお鮨屋で働いていたご主人とこの「松恵」をオープンさせた。

「私が作るものは他の人には作らせないの。自分の思い通りにならないものは絶対出しません。」と話す奥様が作り上げる料理の数々はどれも絶品。また食材に関しても徹底し、高くても良い品物しか使用しないという。

お寿司に関してはプロのご主人が湊に出向いて新鮮な海の幸を仕入れ、お米研ぎからシャリきりまで全て行なう。お米は農家で籾搗きをして、つきたてのお米を使用しているのである。「このお米だと冷たくなってもおいしいんです。全然違う。」この新鮮なお米と海の幸を使った「海鮮丼」¥850も実に魅力的である。¥1000以下でプロの味が楽しめてしまうメニューが豊富なところも、松恵の魅力の一つといえるだろう。


食事も然ることながら、松恵がたくさんのお客様に愛される理由の一つが、ご主人の優しい笑顔と奥様の活き活きとした表情ではないだろうか。「どんなに辛いことがあっても、お客様の前では笑顔でいないとね」と奥様は話す。本当に常にニコニコとしていて、内面から出てくる温かさをダイレクトに感じる事が出来る。お昼が終わってもご主人や奥様に会いに来るお客様も多く、カウンターで談話する姿も日常の光景だ。

「お客様が喜んで帰ってくれればそれだけでいい。」こんな言葉を心の底から言えてしまうお二人だからこそ、いつまでもみんなに親しまれ、これからも愛され続けていくのだろう。

ちょっと一息つきたい時、ちょっと話をしたい時、松恵に足を運んでみよう。一歩足を踏み入れれば温かくみんなが出迎えてくれる。