日常に使い易いこの益子焼が現在、女性たち、特に主婦層に人気がある。
「益子焼は温もりの美。品質も良く内容的にも充実しているにもかかわらず、お手頃な価格のものばかりです。」とオーナーは語る。
オーナーの中に、「手頃な何かをやりたい」という思いがずっとあった。陶芸ブームの影響もあり、まず焼き物が頭に浮かんだという。そして数ある焼き物の中から、場所も近く、品質も値段もピッタリだった益子焼に決めたという。
確かに、店内の商品を見てみると、200円台からの小皿などがある。マグカップや湯のみなども500円からあり、ちょっと値段が張っても1,500円くらいで、とても手を伸ばしやすい。
実際に手に取り思ったことは、このお店で取り扱っている物は全体的に軽いものばかりという事である。やはり毎日使うものは、使い易さが重要なポイントである。こんなところにも、オーナーのちょっとしたこだわりがあるのかもしれない。
焼き物は、日常で数が足りていても、ちょっと変わったものやかわいいものを見ると、ついつい手が伸びてしまうのが女心だろう。気分転換にゆっくり鑑賞しながら楽しむのもまたよい。オーナー自身もどういうものが人気あるのか、仕入先から情報を得て、偏らないように柔軟に商品を入れ替えている。
現在一番人気があるのは花瓶だそうだ。立派で豪華なお花を生けるのも素晴らしいが、野に咲く素朴でかわいらしいお花をちょっと生ける。生活の一部としてこんなおしゃれをする時に、益子焼はその趣を深める。
一方、男性に人気があるのは観賞用陶器であり、コレクションしている人も少なくないという。集められた作品を眺めつつ、自分の時間を楽しむ。「なんて贅沢な一時だろう・・・」と見入る人の顔が頭をよぎった。
一つ一つ異なった顔を持つ作品の風情を、ぜひ自分の目で見て、手で触って確かめて頂きたい。
必ず、「これだ!」というものに巡り会えるだろう。
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